福田和也というのは、ほんとうは、「仏文学者」なのであった___。
で、この人、なんで「右翼」って、言われてるんだろう? って思ったけど、「正式に」「右翼」と紹介されていた記事というのは記憶にない。ないのに、なぜか、「右翼」と「思われている」と確信している。
なぜ「右翼」と「思われて」いるかと言えば、この人、若いのに(なぜか、この人も、すでに書いた二人とほぼ同じ世代(斎藤とは同じ1960年生まれ)なの であ る)、徹底した「コンサバ」趣味なのである。まず、なにが「コンサバ」って、万年筆である。「モンブランの軸のもっとも太い、マイスターシュトゥックの細 字」。下世話なハナシ、これって、お幾らぐらいするんでしょう? なんだか、私もほしくなって、デパートや、文具店のモンブランのケースを覗いたが……も しかして、十万円以上はします? で、即、ケースを離れた。……ワタシには、カンケイない……(笑)。で、「取材」その他は、竹村健一ではないが、「これ だけ手帖」のような一冊の手帖のみ、だそうである。しかし、その手帖カバーが、また、「ブランドもの」なのである。
本書では、福田和也氏が、いかにエネルギッシュに本を読み、執筆しているかが、紹介されているが、途中、どーでもいい「趣味」の寄り道もあり、斎藤孝の書き方からすれば、それだけですでに、「段取り力」不足(笑)である。
で、結局、福田クンって、どうよ? なんだけど、真面目なおフランス文学者が、文筆の道で食っていくにあたって、フツーに仏文学やっていたのでは、他にライバルはいっぱいなので、主にビジネス系のルポライターをやっている、って、そういうことがわかる本である。
本書を読んで、「月に百冊読んで、三百枚書ける」ようになるかは定かでない。だって、ご本人だって、正確には、読んでないような気がするんだもの。
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